仕事や収入に繋げる人の自己紹介文には共通点があります。
大手Webデザインスクール非常勤講師、自営のスクール合わせて1000人以上の受講者のプロフィールを見てきた中で私が気づいた共通点です。
その共通点とは以下の通りです。
この記事では、そんな共通点のポイントをまとめています。
私自身も自己紹介を見直し、実際に自己紹介に取り入れたところ問合せがグンと増えました。
ありがたいことに、現在は特に営業活動をしなくても、Web制作やコンサルティングの依頼、社員のWordPress研修、eラーニング教材の制作委託などの仕事が定期的に舞い込みます。
値切られたり、相見積りを取られることなく、一度も面識のない人から「福本さんにお願いしたい」と依頼がきます。
その方たちは私の自己紹介を見て判断して下さるわけです。
どこの何者かわからない人に仕事の依頼はできませんよね。
もし、あなたが下記のようなお悩みをお持ちなら、必ず役に立つ記事になっています。
自己紹介は何のために書くのか?
それは信頼を得るためです。
Webで営業活動をして収入を作る仕組みは以下の2つが必要です。
戦略 × 信頼
戦略=どうすれば売れるか
信頼=信頼がないとお金は使わない
会ったこともない人をWeb上で判断する材料は、文字、写真、動画、音声です。
これだけで信頼を得るのはとても難しいことです。
だからこそ、あなたにお願いしたいと言われるには、自己紹介での伝え方がとても重要です。
SNSで成功している人の自己紹介を見て興味を持ち、繋がることで何かメリットがあると感じてフォローボタンをポチっとした経験がある人も多いと思います。
これも自己紹介がしっかりと書かれているからですね。
そんな相手がアクションを起こしたくなる自己紹介は何を軸に書けばよいか?
それが時間軸です。
自己紹介は時間軸で組み立てる
自己紹介は現在 ⇒ 過去 ⇒ 現在 ⇒ 未来という時間軸で組み立てると、読み手はあなたのことを想像しやすいです。
冒頭は現在のことから始めます。
現在、何をやっている人か、簡潔にあなたが何者か伝わるようにする。
【 例 】
Webクリエイターズスクールの運営者 フクモトです。
スクール運営の他に、WordPressを主としたWeb制作、WordPressテーマ販売、Webメディア運営、メルマガ執筆などをしております。
次に過去から書き始めます。
このように時間軸で組み立てた自己紹介の中から、利用する媒体に合わせて内容を調整します。
媒体とは、例えば、Webサイト、ブログ、SNS、クラウドソーシング、コミュニティ、メールなどです。
文字数としては、次で紹介する短・中・長の3パターンの長さを用意しておくとよいです。
長さは3パターン用意する
短い自己紹介文
SNSの文字数を意識する。
2022年4月現在、Twitterは160文字、Instagramは150文字、Facebook個人アカウントは101文字となっています。
前半100文字で要点を伝える意識で書くとよいでしょう。
中くらいの長さの自己紹介文
150文字から300文字くらいの内容を用意しておくと、いろんな媒体で文字数調整して対応できます。
長い自己紹介文
ここはあなたのストーリーを語るようにするとよいです。
成功している人は自分のストーリーを語ることができる人です。
あなたがどういう人間で
何を考えて、どう生きてきたか?
どんな苦労を乗り越えて
どんな結果を出してきたのか?
大きな実績はなくてもOK。
応援したくなるストーリーに人は共感します。
長い自己紹介文を使うのはWebサイトやブログのプロフィールページになると思います。
プロフィールページの冒頭は簡潔な自己紹介やメッセージを書いておいて、その下に長いストーリーで語る自己紹介文を書くという感じです。
次の記事のように、時間軸で書いた自己紹介を媒体に合わせて調整するのもポイントです。
媒体に合わせて内容を変える
Twitter、 Instagram、 Facebook、公式サイトやブログ、クラウドソーシング、コミュニティ、メール、今は多くの媒体があります。
その媒体の種類により利用するユーザーの属性、興味、関心ごとは異なります。
だから、自己紹介文も媒体に合わせた工夫を加えしましょう。
全部同じ、コピペよりもグッと効果を発揮します。
誰が読むのか、どの言葉を選べば相手に響くか、そんな想像力はビジネススキルの証明になります
Webでの情報発信、どこで誰が見てくれているかわかりません。
自己紹介の工夫でビジネスチャンスをつかむ可能性も高くなります。
ここまでで、時間軸で、媒体に合わせた自己紹介を考ようとお伝えしてきました。
もうひとつ、これが抜けていては相手には刺さらない、重要なポイントがあります。
それが次に紹介する読み手目線で書くことです。
客観的に読み手目線で書く
自己紹介には主観的な内容、客観的な内容が混在すると思います。
その比率は
主観的 < 客観的
を意識するとよいです。
主観的なものは自分目線になりがち。
客観的に自分を俯瞰して、読み手目線で書くのがポイントです。
例えば、
WordPressの勉強がんばっています。
これだと主観的で自分だけの感覚。
WordPressのスキル向上により、柔軟な提案ができると考えています。
このように書くと客観的な要素が入り、読み手も了解できる。
- 読み手はあなたがどんな人なのかを知るために自己紹介を読みにくる。
- あなたに依頼するときは、関わることでどんなメリットがあるかで判断する。
ここまで説明してきた「時間軸で」「媒体に合わせた」「読み手目線」の自己紹介。
少しづつでも、信頼を作る自己紹介の書き方が掴めてきたでしょうか。
次の項目でお伝えしているように、これに磨きをかけることが長期的に収益を上げるWebでの営業活動に繋がります。
自己紹介文は常に見直し磨きをかける
時間の経過、自身の成長とともに自己紹介の内容も変化するはず。
書き換え前の自己紹介をメモに残しておくと、振り返りやすいし、改善の過程が把握できるのでおすすめします。
そうやって自己紹介にどんどん磨きをかけて、その道のプロだと認識してもらえるようにしましょう。
実績なしの初心者の方へ
経験も実績もない、自己アピールや文章を書くのが苦手、という方は、ここで紹介した内容を見ると「自分には無理だ」と不安に思うかもしれません。
「ちゃんと書かなきゃっ」てがんばっちゃうかもしれません。
でも、書けないうちは肩の力を抜いてシンプルな自己紹介でよいです。
作業積み重ねることで自信もついてきますし、活動を継続しながら自己紹介に書き足していけば大丈夫です。
読み手目線で時間軸を意識して書くだけでも、だいぶ違ってくると思います。
初心者の自己紹介文サンプル
講師業をしていて、今まで私が一番印象に残っているシンプルな初心者の自己紹介文を紹介します。
読んだとき、謙虚で素朴な人柄が出ていて、とても好感が持てたのでよく覚えています。
私のポートフォリオ講座に来てくれた50代女性。
デザイン業界未経験。
初級レベルを勉強中の方の自己紹介文です。
現在 ⇒ 過去 ⇒ 現在 ⇒ 未来という時間軸での構成になってることに注目です。
○○職に就きながら○○スクールでデザインを勉強しています。
誰がやっても結果は同じという○○職をしている中で、自分にしかできない仕事をしたいと思っていました。
あるデザイン広告が目に留まり刺激を受けたことがきっかけで、デザインの仕事に興味を持ち、学び始めました。
現在は勉強中ではありますが、自分のできることから周囲の人に声をかけ、デザイン制作物を作らせていただいています。
将来、自分が何ができるか模索中ですが、デザインで誰かの問題を解決する仕事をしたいと考えています。
これを時間軸に分解すると下記のようになります。
【現在】
○○職に就きながら○○スクールでデザインを勉強しています。
【過去】
誰がやっても結果は同じという○○職をしている中で、自分にしかできない仕事をしたいと思っていました。
【過去~現在】
あるデザイン広告が目に留まり刺激を受けたことがきっかけで、デザインの仕事に興味を持ち、学び始めました。
【現在】
現在は勉強中ではありますが、自分のできることから周囲の人に声をかけ、デザイン制作物を作らせていただいています。
【未来】
将来、自分が何ができるか模索中ですが、デザインで誰かの問題を解決する仕事をしたいと考えています。
ある程度、経験や実績はあるが自分の事は書けない方へ
経験や実績はあるけど、自分の事となると何も書けない。
私もそうでしたので、その状況、よくわかります。
そういう時は成功している人の自己紹介を研究するのも一つのやり方です。
参考にさせていただきましょう。
成功している人の自己紹介には、このページで紹介している要素が必ず入っていますので、そういう視点でも研究してみてください。
自己紹介の書き方まとめ
以上、自己紹介が上手く書けなくて迷っている人の参考になれば幸いです。
自己紹介を変えるだけで周囲のあなたの見方も変わります。
この記事を参考に自己紹介を見直したあなたに仕事が舞い込みますように!